青海波越後製菓の日記

暇な時にでも読んでください。

流れ星

 あなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたとあなたでオリオン座!

 青海波越後製菓です。
 昨晩は某SNSでうっかり性的嗜好を晒してしまいました。大ウケだったと自負しております。

 昨日の今日なんで今回は真面目な話します。


『流れ星が夜空に見えている間に願い事を3回唱えると叶う』という話を聞いたことはありますか?

 キリスト教の言い伝えによると、
 時々 神は下界の様子を眺めるために天界を開ける。この時に、天の光が流れ落ちる。だからこの間に願いごとを唱えれば、その希望は神の耳に届き、神は願いをかなえてくれる。ただし、開いているのは一瞬。そこで流れ星が出現したと同時に神の耳に達するようにその願いごとを唱えなければならない。
 となっています。

 夜空に願うという行為にはロマンチックなイメージがつくので、大人から子供まで広く知られているかと思います。
 その反面、明らかに科学的根拠がないので全く信じていない人が大半でしょう。

 でもちょっと待ってください。論理的に考えるとあながちデタラメとも言い難いのです。

 第一に、『流れ星が夜空に見えている間に願い事を3回唱える』には
①夜空を眺める
②星が流れる
③願いを言う()

 まず①と②ですが、星が流れる瞬間を目撃しないと話になりません。そのためには空を見てひたすら待つ根気orたまたま空を見た時に流れ星と遭遇できる天運が必要です。この時点でもう難しい。
 人は心の余裕が視界の広さに比例して、日々にストレスが溜まると目の前のご飯や目の前の課題しか見えなくなっていきます。毎日心に余裕を持って遠い場所を眺めてますか? 誰もが何かに追われている日本では難しいかもしれません。

 さて、仮に流れ星に遭遇できたとしましょう。わーキレイ!
 そこで今さら「あっ、願い事言わなきゃ」と思案しているようじゃアウトですよ。流れ星が見えている時間は長くても精々5秒です。
 つまり星に願いを唱えるためには常々から願望を強く思い描いて、星を見付け次第脊髄反射で口に出すしかないということです。
 わかりますか? 現代日本で普通に生きてたらこんな事出来ないんです。


『毎日に忙殺されたり自分の世界にこもる事なく周りを見渡す心の余裕があって、咄嗟の瞬間に口をついて出るほど強く思い描いている夢がある人』
 どうでしょう。こんな人になれたら自力で夢を叶えられそうですよね。


 皆さんもいつか目の前に星が訪れるために願い事を三唱する練習をしておきましょう。

「金金金!」
 かねかねかねの6文字で勢いよく言えそうですね。

「金!暴力!S○○!」
 これはやめましょう。夜空に向かってこんな事を叫んでる人がいると警察に呼び止められて一歩間違えると一躍有名人です。


 また何か書きます。
 青海波越後製菓

飛ぶ鳥を落とす飛鳥

 青海波越後製菓です。
 大好きな日本語の話です。

 熟字訓という単語があります。漢字から出来る熟字に、漢字一文字単位ではなく熟字一括りで読みをつけたものがそれです。なので漢字一文字で見ると明らかに当て字になっています。


 例えば『飛鳥』は飛と鳥に分解しても「あすか」という読みは残りません。
 これは元々『明日香(あすか)』という地名が先にあって、そこには渡り鳥が多く飛来していたようです。そこから和歌で詠まれる際に『飛鳥(とぶとり)の明日香』という枕詞が出来て、飛鳥と書くだけで明日香が通じるようになり、飛鳥自体があすかと呼ばれるようになりました。

 更に言うと明日も本来『あす』とは読まない熟字訓なので、飛鳥は二重に熟字訓のかかった単語という事になります。



 地名でいうと他に『日下(ひのもと)の草加』から日下(くさか)
『長谷(ながたに)の初瀬川』から長谷川(はせがわ)などがあります。

 昔から日本人は言葉遊びが大好きだったようです。こういう言葉の成り立ちなどを調べるとワクワクしますね。



 さて、ここからは個人的な話になりますが。
 皆さんはテニスのシャラポワ選手って知ってますか? 日本でも一時期有名になりましたね。

 彼女が日本で名を知られた頃、地元の中学校でも男子の間でちょこちょこ噂になっていました。

 多くは「可愛い」だとか「ちょっと体格良すぎるから好みじゃない」とかその程度の話だったんですが、ある時友達がとんでもないことを言い出しました。



シャラポワってさぁ、いつ見ても乳首立ってるよね」


 どうやらテニスウェアからでもわかるぐらいに乳首が浮いてると言うらしいではありませんか。
 直ぐにコンピュータ室を借りて、一番モニターの大きいデスクトップPCの前に陣取り確認をしました。

 ええ。立ってました。


 それからです。私の中学校の同期は、乳首が浮いてる状態の事を『シャラポワ』と呼ぶようになりました。
 熟字訓の話ではなくなってきましたね。ここらで切り上げます。


 また何か書きます。
 青海波越後製菓

おばあちゃんが言っていた

「子供は宝物。この世で最も罪深いのはその宝物を傷つける者だ」
 これが解る人と友達になりたい。
 青海波越後製菓です。今日は赤ちゃん言葉の話です。


 最初に言うと、私は赤ちゃん言葉が好きではありません。成人した男女間のお戯れの話とは違いますよ。
 気が向けば別の機会にするかもしれませんが。


 私は『幼児の情操教育に赤ちゃん言葉を持ち込むべきではない』と思っています。

 犬を見たら『これはワンワンだよ~』、車を見せては『ブーブーだね~』
 これは主に孫を持つような中高年世代が幼児の遊び相手になった時に多いような気がします。
 いやあなた方は馬鹿かと。


 冷静に考えましょう。犬は『犬』、車は『車』なんですよ。言語はある程度の範囲で正しく教えないといけない。
 第一、義務教育が始まっても犬をワンワンと呼ばせるのかと。車をブーブーと呼ばせるのかと。大人になって社会に出てもまだ赤ちゃん言葉を使ってる人がいるかと。まあいるけど。

 そういう方向で問い詰めるとほぼほぼ「いや時期が来たら正しい言葉を教え直すから」と返ってきます。
 いやあなた方は馬鹿かと。


 そういう方々は、教え直す手間を要すると解っているのに『聞いてて可愛いから』とかいう毛ほども価値のないちっぽけな理由で、赤ちゃん言葉を幼子の脳に植え付けてるんです。
 それがどれだけ悪辣な行為かを理解していただきたい。

 そもそも大人の手間なんてどうだっていいです。子供の空っぽな脳には未来への可能性が詰まっているんです。幼稚な言葉で汚染しちゃいけないんですよ。

 どうせ教えるなら『赤ちゃん言葉と日本語』で脳の容量を埋めるより、『日本語と外国語を教える』、『日本語で色んな犬種や車種の名前を一緒に覚える』ほうが一万倍も一億倍も有意義だと思いますよ。


 子供は大人たちが癒されるための道具でも自己満足のためのおもちゃではありません。正しい言葉を教えましょう。
 今日はこの辺で。


 青海波越後製菓

食べ物の好き嫌いが多い奴は人の好き嫌いも多い

 そう思ってます。青海波越後製菓です。

 好きな食べ物は数えきれないほどいっぱいあるので、数少ない苦手な(決して憎んではいない)食べ物を紹介したほうが手っ取り早いと思いました。そう思ったならすぐ書くべきですよね。書きます。


 酢豚に入ってるパイナップルが苦手です。肉と野菜の味を楽しみたいのに甘酸っぱいのが紛れ込んでるんですよ。何故入れるんだと。
 酢豚自体は好きです。パイナップルも好きです。何故合わせたんだと。まあ入ってても普通に完食する程度には苦手。

 サラダに入ってるリンゴのスライス。味がどうとかではなくて、噛むと時々歯と歯の間でキュッってなるんですよ、キュッキュッって。あれ気持ち悪いですね。まあ出されたら躊躇わず完食する程度には苦手。

 シナモン。シンプルに味が苦手。まあたまたま食べたお菓子に入ってたら平気で完食する程度には苦手。




 こうやって書くと食材単体で苦手なのはシナモンぐらいしかありませんでした。
 食材の一つ一つが苦手というよりも、食材の組み合わせで苦手になる事が多いのかもしれません。これ単体なら好きなのに、という気持ちです。

 そういえば父も「ピーナッツもバターも好きだけどピーナッツバターは嫌い」と言っていました。多分親子揃って根が頑固なんでしょうね。

 苦手な物が少なすぎて話題としてはつまらなかったなあ。

 また何かあれば書きます。


 青海波越後製菓

俺の名前はいっぱいあってなぁ

 へー、イッパイアッテナっていうんだね!

 

 青海波越後製菓です。どちらかと言うと本の話からは遠いです。独断と偏見で書きます。

 

 小説は読みますか? というのはごくありふれた質問ですが、それに対して「東野圭吾」と答える女は信用してはいけません。

 そういう女は「東野圭吾の何を読んだ?」と尋ねても大体はガリレオと答えます。内容はうろ覚えかそもそも読んでません。そういう女はあれです。福山雅治さんが好きだからとりあえず買って本棚の肥やしにしてるんです。作中の科学実験の話をしていたらいつの間にか福山雅治さんのオープニング曲がカッコいいという話になるんです。確かにあの曲かっこいい。あれ好き。

 

 そもそも小説を聞かれて小説家で答えることに女は一つのステータスを見出してるんです。なにかと話題になって流行に乗りやすいから本棚に収めてるだけなんです。女にとって東野圭吾さんなどその程度の思い入れしかありません。

 

 その本棚も一つ一つ探せば恋空とかが隅に挟まってるんです。「これ感動して泣いたのー。読んでみてー?」とか抜かすんです。あんなん話の内容あります? ズッコケ三人組のほうがよっぽど面白くて泣けますよ。

 

 じゃあどう答えるのが正解なのか。

 ルドルフとイッパイアッテナです。

わんねーひんすーむんぬーやしがまーさぬむんじょーぐーでーやいびーさい

 和訳すると「私は決して裕福ではありませんが美味しいものしか食べません」という意味です。

 青海波越後製菓です。今から書く内容はタイトルとは全く関係ありません。長文です。

 SNS上の付き合いだけで、会った事もなく顔もよく知らない人たち(私は一方的に友達だと思っている)に向けてこれを書いています。

 別の媒体でも発言しましたが、どんな歩調、どんな方向性であろうと夢や目標に向かって進んでいる人を私は心の底から尊敬しています。
 その友達もそうです。

 中には現在は浪人という立場に甘んじている人もいます。私自身は浪人を経験した事はありませんが、大変な時期を過ごしていられるとお察しします。
 一度失敗を経ているが故に、もう一度失敗が起こるのではないか。今のままではこの1年は無駄に終わるのではないか。そういう不安に苛まれる事も少なくないと思います。


 浪人の浪という字は波という意味です。それも小波程度ではなく、ザーザーと音を立てて荒れる白波です。
 留まる場所が見付からず、社会の荒波に流されて行くあてもなくさまよっている人。だから浪人という言葉が生まれました。

 それでも予備校などに通い、みんなで足並みを揃えて目標へ進むのはまだ心強いかもしれません。これが宅浪となると、その心細さは察するに余りあります。

 友達の一人、その宅浪の方が文面で「受験は団体戦だと教えられたが、この受験は個人戦だと思う」と発言していました。概ね同意です。それはある意味孤独な戦いだと思います。

 でもすぐにコメントが寄せられていました。
「応援してる人もいるのでこれも団体戦かもしれません。なにかあれば相談に乗る」と。
 激しく同意です。その宅浪の彼に限らず、私に出来る事があればしてあげたいと思っています。


 私がいるそのコミュニティは年齢層が幅広く、受験生から社会人までいます。それぞれ暮らしている地域も抱えている悩みも違います。

 でも全員が日々を明るくする共通の希望を持っていて、それを共有するためにどこからともなく集まりました(それは別の話なので別の機会に)。それは今後も変わらないと思います。


 夢に向かって頑張っている人へ、直接は言えずとも尊敬しています。今年度の終わりに、私たちのコミュニティが合格という別の喜びを共有出来る事を信じて。
 稚拙な文章をこれ以上続けると話が纏まらないので最後に『浪人をはげますコピー』をいくつか貼り付けてまた今度。

『回り道した人のほうが、大概の場合いろんな景色を知っている』

『人生詰んだんじゃない、経験積んでるんだ』

『同い年のやつらの大半が大学で腐っていく間勉強してるってすごいことだと思うの』


 青海波越後製菓


追記

 そのコミュニティですが、号令をかけて皆を集め、皆を盛り立ててくれていたのはその宅浪の彼です。
 あのリーダーシップと企画力は本気ですごいと思ってます。いつか彼が成人したらお酒飲みにいきたい。成人したらですよ。

ここでアクセル全開、インド人を右に!

 青海波越後製菓です。
 自己啓発マンガの導入部分みたいなエピソードですが、一応実体験です。長文です。

 これは私が国籍不明のビジネスマン(恐らくインド人だと思われる。以後おじさまと表記)を車の助手席に乗せて国道を走っていた時の話です。
 助手席のドアに肘を突き、入道雲が重くのし掛かった灰色の空を眺めていたおじさまは私にこう問いかけました。
「あなたは今大金を貰ったらなんの事業をしたいですか?」


「例えばあなたが宝くじを買ったとして、一億円が当たりました。そのお金を使ってどんなお仕事をしたいですか?」

 一億円というのは絶妙な設定だと思いました。
 日本人の生涯収入の平均はおよそ二億円と言われてますので、例えば三億や十億当たったらもう働く必要なんてないわけです。明日から無職でも生きていけます。
 でも一億円ならまだ働かないと生きていけない。新規事業の資金として考えると、一億円ならほとんど不自由しません。

 しかし私は急に言われてもすぐには答えられませんでした。
「なんでしょうね」と返すのが精一杯です。
 なにせ私はハンドルと周囲の交通状況に思考力の半分を費やしてますので。器用な人間でも無いのです。

「お金は全部預けて今まで通りに働く手もありますね」
「いつかの大きい買い物に備えて貯蓄するんですね。なるほど。今の仕事を続けるかもしれませんね」
 案をいくつか出されましたが、聞いてもピンと来ません。

 結局その答えが思い浮かんだのは、おじさまを目的地まで送り届けて、1人で帰る道すがらでした。


 私は『おもちゃ屋』を開きたいと思いました。
 子供の頃から特撮やアニメを見て暮らしてきたというのもあります。しかし一番の理由は『おもちゃは娯楽品だから』です。

 おもちゃは衣食住とは違って、無くても生きていける娯楽ですよね。なのでお店を開いたところで買っていただける優先順位は二の次三の次です。
 実は私自身がお酒が買える年齢になってもまだおもちゃを買っている人間なので、世間には慎ましやかに暮らしています。

 でもだからこそ、『人が娯楽品に夢中になる余裕がある社会』は素晴らしいと思っています。
 そして『人がおもちゃ屋を開いて、呑気に店に座ってても生計を立てられる』なら、すなわち『世界は平和である』のではないかと思っています。

 私は平和の象徴の、その一端になりたいなと思いました。


 これを読んだ皆さんは、もし今すぐ一億円が当たったらどんなお仕事をされたいですか?
 コメントに載せていただけると今ならもれなく私が喜びます。
 ではこの辺で。

 青海波越後製菓